Tfasをこれから始める方や使えるようになってきた方に、Tfasの習熟度が上がるよう本サイトの作図例で示した内容を題材に、作図操作だけではなく施工図の書き方も1つずつ行っていこうと考えています。
図面を書く前にいくつかの基本的な物事や設定について説明します。
目次
画面
画面上の方の赤枠内にファイル、編集、表示・・・とあるところがメニューバーです。
説明する場合に基本的にメニューバーから説明しますので覚えておいてください。
Tfasでシートというのが画面下の青枠の方にあります。
とても重要な機能でEXCELに似ていますが、性質は大きく異なるものです。
シート機能の説明については以下を参照してください。
Tfasの【シート機能】について
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マウスの使い方
左クリック
メニューバーやボタンやシートの選択・各種図形の選択などの時に左クリックで操作します。
右クリック
右クリックを押下すると右クリックメニューが出てきて素早くコマンドを指定できます。
ここに表示させることができる内容を変更したい場合はメニューバーの右のほうにあるツール → 右クリックメニューカスタマイズを押下しそこから変更可能です。(カスタマイズ方法はこちら)
右クリックメニューはコマンドの状態や図形選択の有無などにより出てくる内容が変わります。
垂直スクロール
画面の拡大・縮小を行うことができます。
ドラッグ&ドロップ
Tfasを起動しウインドウに対してファイルをドラッグ&ドロップすると図面を開くことができます。
また、ツールバーカスタマイズでボタンを新たに配置したり削除するときにも使います。
キーボード
上下左右キーは図面を移動させるために使います。
ちなみにシフト+上スクロールで画面も上に移動し、下スクロールでは画面も下に移動します。
コントロール+上スクロールで画面が右に移動し、下スクロールでは画面が左に移動します。
その他にデフォルトでショートカットキーが設定されています。
主なショートカットキーとして次ピック、コピー&貼り付け、PageDown、Pageupなどがあります。
次ピックに関してはこちらを参照してください。
コピー&貼り付けはexcelのコピペと同じ要領で操作可能です。
PageDownで縮小、Pageupで拡大ができます。
これらはメニューバー右の方のツール → ショートカットキーカスタマイズを押下し、現れたウインドウの右側にあるキーの一覧で確認できます。また、その画面からカスタマイズが可能で説明はこちら。
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環境設定
メニューバー → 設定 → 環境設定(下の方)を押下します。
基本的な内容について様々な設定ができますがいくつかポイントをあげて説明します。
基本タブ
スナップ設定
スナップ範囲の数値によりマウスポインターの現在地から目的の図形(オブジェクト)をどの範囲まで自動取得するか決められます。
デフォルトでは線上点や交点などがスナップ対象となっていて、カスタマイズ可能です。
この数値は使いながら数値を決めていけばよいと思います。
ほかの人のTfasを少し操作してみると、案外そっちのほうがいいなとか思うこともあります。
数値が小さいとスナップが効きにくくなりマウスを正確にその位置までもっていく必要があります。 そのため、複雑な図面の場合は数値が小さいほうがよいこともあります。
数値が大きいとスナップしやすくなりますが対象物を選択しづらくなり、拡大・縮小を頻繁に行う必要があります。 設計図などは比較的シンプルな場合が多いと思われますので、数値が大きめの方が捗るかもしれません。
カーソル形状
カーソル形状は矢印、ラージ、ボックスから選択可能です。
説明画面に表れているのはボックスです。
ボックスはスナップ範囲がどこまでかわかりやすいというのが利点です。
ラージはボックスに十字線がついているものになります。
たしかデフォルトはラージだったような気がします。
矢印というのはexcelのオブジェクト選択みたいな状態と似ていてカーソルが矢印になります。
矢印はスナップ範囲がわかりにくいので、慣れが必要になりそうです。
その下にある「カーソル横に座標表示する」はチェックボックスにチェックマークを入れましょう。
これによりあらかじめ距離を測定しなくても位置を決めたりできてとても便利です。
表示・印刷
ズーム倍率は少し値を変えると操作したときの印象が大きく変わります。
上のようにUP倍率:2とDOWN倍率:0.5の場合は拡大・縮小したときに同じ状態に戻ることを意味します。
例えば縮小はゆっくりさせたいときは0.6、0.7・・・とすれば設定変更できます。
「線幅なし表示」のチェックボックスにチェックマークを入れましょう。
右上の「表示属性」は様々な色を指定できます。
これは個人の好みでカスタマイズしたほうがよいでしょう。
環境
図面一時保存周期はデフォルトが30分とかで結構短くて、データ容量の大きい図面(数十MB)だと一時保存のたびに数秒から十数秒待たされます。
Tfasの特徴として直前の図面を復元できる機能が非常に強固でほぼ完ぺきに直前に戻ることができます。
直前の図面で戻らなかったこともありますが1,2回くらいでそれもCAPEの時でTfasでは戻らなかったことはなかったような気がします。
これに今まで幾度となく助けてもらったことがありますので、一時保存機能にはあまり頼る必要性を感じられません。
したがって、900分(15時間)という一般的に自動保存が効かない時間を指定しています。
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